先日のカメラについての記事の続きです。
今回は単焦点カメラを中心に持っているレンズとその使い方をご紹介します。
一眼をお持ちでない、追加レンズを購入したことのない方向けに記載しますので 専門的なご意見をお持ちの方は少々異論があるかもしれませんがご容赦ください。
NEX5Rと、所有レンズのご紹介
■各レンズの使い方
購入した製品はNEX-5RのWレンズキットを購入しました。
Wレンズキットは本体の他に、下記に紹介する標準レンズと望遠レンズが付属しています。
NEX-5Rはミラーレス一眼です。一眼"レフ"デジカメとの違いはファインダーに像を反射させるためのミラーがないことが大きな違いで、双方とも物理的な「シャッター」は存命です。
スマホや一部のコンパクトデジカメではこのシャッターも電子的なものになっており、物理的な機構は存在しません。
余談ですが、昔のイメージセンサーでは電子シャッターだと動きのあるものだと像が歪むといった欠点があり物理的なシャッターの方が優れていると言われていました。しかし、最近ではセンサーの進化により電子シャッターの欠点が消えつつあります。
そのため、一眼でも静音モードと称して、電子シャッターのみで処理する機種も出てきています。(今私が一番欲しいカメラ、ソニーα7S Ⅱ等)
さて、知ったかぶり説明は苦しいので(笑)、良いサイトをご紹介♪
下記のサイトは子供向けに作っているので表現が平易ですが、めちゃくちゃマニアックです。
さすがキヤノンですね♪
標準ズームレンズ SELP1650
最初に付属してきたレンズです。ズームが電動になっていて、動画撮影時に一定速度でズームができるというメリットがあります。
望遠レンズ SEL55210
82.5~315mm相当(35mm判換算)のレンズです。飛行機を撮る時に重宝しそうです。重くて大きいので、まだ飛行機を撮ったことがありません(笑)
主に子供の運動会とか、遠くの被写体を写す時に使用してます。ズームができるのは良いのですが、集合写真などでは標準ズームレンズに変えなければ使えません。もう少し広角側が使えると良いのですが(;・∀・)
単焦点 SEL35F18
今回、標準レンズとの比較を交えてご紹介するレンズです。価格が安く、明るいレンズですので重宝してます。
主に子供を撮影したり、オークション用に小物の撮影するのに使用しています。
年賀状の写真を作るときもこのレンズを使っています。
■所有レンズ画像
標準ズームレンズ SELP1650 (収納時)
▼標準ズームレンズ SELP1650 (使用時)
望遠レンズ SEL55210(広角側)
望遠レンズ SEL55210(望遠側)
単焦点 SEL35F18
単焦点レンズのメリットは??
さて、今回は単焦点レンズと普通のレンズの違いについてフォーカスを当てたいと思います。
単焦点のメリットをシンプルに言うならば・・・ボケです。(色々異論はあると思いますが(笑))
▲単焦点カメラで撮った、1/144の飛行機模型。10cm少々の飛行機模型で、ここまでボケます。
ボケを作るには被写界深度を浅くすればいいわけですが、マニアックな言葉を除くと単純に絞りを開ければ(=明るくすれば)いいんです。
f値が高いほど、絞り全開の時に多くの光を取り込むことができます。結果的に被写界深度を浅くすることができ、ボケをうまく出すことが出来ます。
じゃあ、「f値がいくつだったらいいボケを作れるの?」という問に対して、定量的にいくつ以上なら・・・とは言えません。イメージセンサーの大きさ等が関係してくるからです。
ただ、できるだけ明るいレンズがボケを出すには良いです。世で言われるズームなしのレンズ、つまり単焦点レンズは一般的に明るく、ボケを出しやすいです。
勿論デメリットもあります。ボケるということは、ピントをあわせることが難しいことでもあります。上記画像では左エンジン付近を狙ってピントを合わせましたが、実は失敗。ピントが合ってません。Peachの「P」付近になってます。
こういったシビアさがあるものの、ボケを作りたいため連続撮影で対応します。
ボケが活きるシーンはいくつかありますが、私のようなド素人では以下のシーンで活用してます。
- 小物の撮影(指輪などを写す結婚式での写真)
- ポートレート(子供など、人を中心に写したい場合)
- 動物や、虫の写真
以上の被写体を撮影する時に、被写体を目立たせるためにボケを作ります。
▼先ほど撮った子供の手の写真。windowsのフォトビューアで彩度を落としてみました。
標準ズームレンズと比較してみる
では、標準ズームレンズではボケないの?と思うかと思いますが、標準ズームレンズでもちゃんとボケます。APS-Cサイズのイメージセンサーであればボカせます。
最近の一眼のオートでは、絞り値とかそんなものを操作しなくても「ボケ具合」等のわかりやすい項目を操作すればきっちりボカせます。では、なぜわざわざ単焦点レンズを使うのでしょうか。
明るいレンズを使うので、「さらにボケる+感度を下げてきれいに写せる」というメリットがあるため、単焦点レンズを使用します。
簡単な比較画像を撮ってみました。
▼標準ズームレンズ(f4.5、ISO 3200、1/100秒)
▼単焦点(f1.8、ISO320、1/60秒)
シャッター速度がずれてしまいましたが、上記のような違いが出ます。
標準ズームレンズでもしっかりボケてることがわかります。しかし、後ろに使っていないレンズを置いてますが、そのボケ方を見て頂ければ違いがわかると思います。明らかに単焦点レンズの方がよくボケてます。
ということで、本体+レンズのセットに追加費用を払いレンズを購入しましたが、単焦点レンズは持っていて損のないレンズです。一眼をお持ちでしたらぜひ購入してみてください(*^^*)。スマホでは取れない画がとれます。
購入される際は焦点距離の確認をお忘れなく!ズーム(画角)は固定ですので、標準的な画角を選択されると失敗しないと思います♪
以上、レンズのご紹介でした。