ネットを見ていたらB787-10とB737MAXが編隊飛行した動画を見つけました。
B787-10は一目で「ながーい!」ことがわかる航空機ですよね。787-10が787-8と並んだら、787-8の低身長っぷりが露呈しそうです(⌒-⌒; ) -10はANAも3機発注しています。国内線で使用するそうですので、乗る敷居も低そうですね。
今回は787-10の仕様が気になったので少しまとめてみました。
787-10 どんな航空機?
ボーイングでは主要型式(787や、777、737等)のハイフンの後ろは、通例で数字が大きくなるほど機体長が長くなります。専門系の雑誌やサイトでは"ストレッチ"と呼ばれており、ベースモデルの胴体延長型が殆ど。今の航空機はストレッチ前提で航空機を開発するため、
787-8と比べて全長が11m長い。比率にすると119%にもなります。787-8だと4〜5つの区画で構成される機材が多いので、-10はざっくり1区画分以上広くなるわけですね。
ボーイングの公式HPによると、-8の標準座席数が242席、-10は330席と36%多くなっています。全長の伸びしろ以上の座席数となっている理由は、キャビン長が全長以上の比率で伸びているからです。
航空機のストレッチでは胴体のキャビン部分を延長します。先頭のコックピットや尾部のAPU部分は殆ど延長されていないので、延長分の殆どがキャビンに当てられます。
従って全長増加分以上に座席数が増加することになります。
もっとも、座席数はシートレイアウトに依ますよね。。。ビジネスばかり増やせば座席数はそれほど増えないですよね。( ´∀`)
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ANAは3機発注、JALは??
ANAは3機発注していますが、現在の所JALの発注は無いようです。
以前書いた記事の通り、JALの大型機はエアバスが中心。B787-10はA350と競合しますので発注することはないと思います。ANAも発注しているものの、正直3機は少なく国内線を中心に運航する模様。
ちなみに、ANAは-10を含めると787ファミリーの発注数は83機と世界No.1です。中型〜大型(A380除く)は787ファミリー、777ファミリーで固め、運行効率、メンテナンス効率を極限まで高めたい意図が覗えます。
787-10を少数ながら発注したのは、個人的には777ファミリーの大型化を睨んでのことだと考えています。現状ではB787-10(3クラス300席)は777-200(3クラス301座席)と直接競合するサイズになります。しかし次期777ファミリーは現行よりも機体がストレッチされ、大型化(3クラス350席)する。B787-10は「777だと大きすぎるけど、B787だと小さいかもぉ」というニッチなところにぴったりはまることになります。
777-200全ての機材が退役する前にはB787-10の発注数はもう少し増える事になるのではないでしょうか。あるいは徐々に進む777-200退役に併せて発注していくのかもしれません。
いずれにせよ、-10の発注数は徐々に伸びていくものと個人的に考えています。
国内のエアラインの発注が芳しくない一方で、エティハド航空、シンガポール航空はそれぞれ30機を発注しており主力機の一部として運航する可能性が高いですね。
以上、短いですが787-10が気になったので記事にしてみました♪
最近あまり更新できていませんが、今月末で仕事が一段落しそうなのでまた更新を再開しようと思います。
子供を連れて沖縄に行ったり、お仕事で海外に行ったりしているのでネタはあるんですが中々まとめる時間が無く・・・
飛行機大好き人間として飛行機ネタの更新、頑張ります(;・∀・)
それでは、また。
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